どうもどうも。
とみい(@tomii_momwriter)です。
調停離婚で離婚してからというもの、
どうやら巷の離婚パターンにはあまりない
レアケース離婚につき、
(とみいのまわり、ほとんどが協議離婚です)
周りからこっそり離婚の相談を受ける回数が
少しずつ増えているような気がします。
最近相談を受けているおだんごちゃんも、その一人。
保育園に通うお子さんを持つ、
アラサーママさんです。
離婚が具体的になってくると、
どう進めていけばいいのか分からなくて
困っちゃいますよね。
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さらに離婚は法律も絡んでくることが多いので、
離婚に向けて進めていくほど
「自分だけではどうにもならなーい!」
ってことを悟っちゃうんですよね。
そこで調べていくうちに出てくる
法律に強いプロフェッショナルが、
「弁護士」と「行政書士」です。
このふたつの職業。
どっちも法律の先生感満載なんだけれど、
違いがイマイチ分からない。
はい。
とみいも全く同じ気持ちでした。
そこでとみい、当時
弁護士の先生と行政書士の先生それぞれに
アポイントを取って、
相談してみたんですね。
どちらとも話してみて分かったのが、
「こりゃ離婚したい状況によって、
弁護士か行政書士かを選んだ方がいいぞ」
ってことでした。
離婚を進める道筋で、
どっちに相談したらいいか、
弁護士と行政書士の違いを
ちゃんと知ったうえで相談すると、
本当に心強い味方になってくれます。
というわけで。
今回は、
弁護士と行政書士の違いについて学びながら、
自分にはどっちに相談するのがベターなのか
を知ってもらえたら、また一歩前進です!
離婚の相談に乗ってくれる法のプロ=弁護士・行政書士
離婚というのは、結婚時と異なり、
「離婚届」の紙切れ一枚では
片付けられないことだらけなんです。
はぁ本当に気が重くなる。
そりゃ痩せるわけだ。(=とみい比)
お子さんがいるのであれば、
親権が絡んでくるし、
不倫などが絡んでいれば慰謝料、
共有する財産があれば財産分与、
お子さんの養育費といった金銭面だけでなく
面接交渉権のような権利面、
もしも暴力などがあったら
DV保護命令、接近禁止命令など、
実にさまざまな
法に関わる取り決めが絡んできます。
逆に、
これらを離婚時にしっかり行なっていないと、
あとから後悔する場合が多く、
それで苦労しているシングルマザー、シンママさんを
本当によく見かけます。
離婚後、少しでも苦労を減らすためにも
頼りになるのが、法のプロである
弁護士や行政書士の先生なのです。
この先、どちらにお願いするにしても、
はたまた自分の力で協議、調停を進めていくにしても、
一度はぜひ
法律のプロに相談することをオススメします。
離婚時における、弁護士と行政書士の違いって?
【弁護士】オールマイティな法律のプロ
弁護士というのは、
みなさんご存知のように
難関の司法試験を突破し、
さらには法曹資格(=弁護士、裁判官、検察官)
を得るため司法修習をクリアした
プロ中のプロ。
弁護士は、法務省で管轄されています。
■メリット
離婚時にもし調停、裁判と進んでいっても
私たちの代理人として
正式に交渉したり争ってくれたりもするので、
もし
「離婚したいけれど、おそらく争うことになりそうだなぁ」
と考えているのであれば、
強い味方になってくれることは
間違いありません。
■デメリット
とにかくお金がかかります。
1相談あたりなら5000円程度が相場ですが、
実際に調停や裁判での争いに進むと、
着手金や報酬金などがかかり、
これからシンママとして生活する前に
そちらでお金がかかってしまうことも
覚悟しておかないといけません。
離婚の数だけ離婚のパターンがあるため、
離婚の内容によって金額は変わってしまいますが、
だいたい1案件あたり
30~100万円くらいと言われています。
うーーん、
絶賛子育て中のママにはなかなか痛い金額…。
しかし、将来のことを考え、
長い目で見ると今はお金がかかっても
しっかり決着をつけたい!
と思ってお願いするママさんも
いらっしゃるのは事実。
あとデメリットがあるとすれば、
弁護士さんの中でも得意分野がありますので、
離婚系に強い弁護士さんではない場合、
必ずしも依頼したことが
有利に動かせるとは限りません。
【行政書士】書面作成に強い、町の法律家
行政書士というのは
行政書士の国家資格を有する人で、
「書士」と名がつくとおり、
官公庁に提出する申請書類や契約書、
遺言書などを作成するプロです。
私たちの場合だと、
離婚協議書の作成が
いちばん関わるところでしょうか。
憲法、民法、行政法をはじめ
商法、法学など
法律系の試験をクリアしなければ
行政書士の資格は得られませんので、
法律に詳しいことは言うまでもありません。
ただし、
行政書士はあくまで書面作成のプロなので、
弁護士のように法務省ではなく
総務省の管轄となっています。
■メリット
「町の法律家」と言われるだけあって、
非常に相談しやすい雰囲気があります。
書面作成のプロなので、
離婚のための書類作成の相談や、
幅広い知識を活かし、
法律にまつわる助言もしてくれます。
あと、行政書士は何度も言いますように
あくまで書面作成のプロなので、
料金が弁護士に比べ安くおさまるのもメリットです。
■デメリット
調停、裁判まで対応したり交渉できる弁護士に対し、
行政書士は対応できる業務に限りがあるということです。
離婚の相談をしに行って、
仮に「この先どういう流れで行動したらいい?」
と指導を仰いでも、
法律的な見解で道筋を示したり
相手との示談交渉などは一切できません。
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弁護士と行政書士、どちらにも同じ離婚相談をした結果
【弁護士の先生に相談して気づいた点】
・さすが法廷の場に立つ最強法律家だけあって、白黒つけようと助言してくれた
・法的なアドバイスはもちろんのこと、ゆくゆく裁判に進んだ時まで想定している印象。浮気や不倫の気配がありそう、と分かれば「すぐに証拠を取ってしまおう」みたいにどんどん話を進めていく感じだった
【行政書士の先生に相談して気づいた点】
・「まちの法律家」とも言われているだけあって、とってもフレンドリーで、弁護士の先生に相談しているときのような緊張感はすぐにほぐれた
・結果論を求めるというより、現状を理解してくれて、「この場合は法律的にはこういうことにあたるよ」など、私たちの知らない専門的な知識から助言してくれる感じだった
弁護士の先生も、行政書士の先生も、
頼れる存在であることは間違いないので、
どちらにしようか迷うのであれば、
最後は相性だったりもするのかな、
というのが、とみいの率直な感想ですね。
まずは離婚の無料相談から始めよう
どちらに頼むにせよ、
最終的にはお金が絡んできますので
つい躊躇しがちになりますが、
自治体によっては
「無料法律相談会」
なるものがあります。
だいたいの場合予約制となっていますので、
市町村の広報などから
チェックしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに
弁護士なら「法テラス」に相談する
のもいいかもしれませんね。
「法テラス」とは…
国が設立した、法にまつわるトラブルを解決するためのインフォメーションセンターのような公的機関のこと。
参照:法テラス
経済的に余裕がない場合でも、
まずは無料で法律相談を受けてくれるので安心です。
また、
「子どもが小さくてなかなか外に出られない」
「面と向かってだと、緊張して相談したいことをきちんと話せないかも」
など、もし直接対面で相談するのが困難であれば、
メールで相談を受け付けてくれる場合もあります。
特に行政書士の先生は、人によりますが
メールでの無料相談でさえも
非常に丁寧にアドバイスをくださったり
話を聞いてくださったりする人もいます。
とみいも最初は
その丁寧さにかなり驚いたんですが、
当時は相談できる友人もいなかったので、
離婚系に強い行政書士の先生のアドバイスは
本当に心の支えになりました。
何はともあれ、
まずは相談してみることが大事です。
もしかしたら安心材料が増えるかもしれないし、
これから離婚を進めていく上で
「そういうこともあったのか!」と、
法の専門家に聞かなければ
知らなかったことも、
発見できるかもしれませんからね。
心配しなくても大丈夫。
あなたの味方になってくれる人は、
必ずいますよ。
まとめ:
・離婚を進めるにあたり、争いが生じそうなら弁護士に相談
・離婚にまつわる書類作成に長けているのは、行政書士
・はじめは無料相談もあるので、ぜひ有効活用を